筑波大学と、働く人の悩み解消をサポートするツール「なやさぽ」の効果検証実施

~仕事の悩み整理や、辛さ軽減への効果の検証~

日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:玉置 和彦、以下「NSSOL」)と筑波大学(所在地:茨城県つくば市、学長:永田 恭介、以下「筑波大学」)との共同研究の一環として、筑波大学 働く人への心理支援開発研究センター(研究代表者:人間系 岡田 昌毅教授)と、NSSOLが提供する悩みの解消をサポートするツール「なやさぽ」※1について効果検証を行いました。検証の結果、「なやさぽ」は仕事の悩み整理や、辛さ軽減に効果があることについて、統計的に有意にあることが示唆されました。

「なやさぽ」は、従業員が周囲に知られずに仕事や職場に関する悩みを相談できるWeb上のツールとして、NSSOLが2022年にリリースしました。従業員が自身の悩みに関する様々な質問に回答しながら悩みを整理し、さらに、「なやさぽ」が提案した悩み解消に向けた取り組みを実践することで、悩みの解消や職場との対話の促進といった効果につながる可能性があります。今回の検証では、「なやさぽ」の利用者が実際に悩みの整理や、解消できているかの効果測定を筑波大学と共同で行いました。

仕事に対して悩みを持つ499人の社会人を対象に「なやさぽ」を利用するグループと、そうでないグループに対して、それぞれ悩みの「整理度合い」「辛さ度合い」を調査しました。「なやさぽ」利用前と、利用後約2か月後の比較を行った結果、「なやさぽ」を利用しているグループは利用していないグループに比べて統計的に有意に「悩みが整理される」「悩みの辛さが軽減される」ことが示唆されました。詳細の検証結果については別紙にて公開しております。

日本国内における各企業は、「従業員の離職防止」が重要な課題となっています。NSSOLは、従業員の離職要因の一つに「仕事や職場に対する不満・不安といった悩みを原因としたエンゲージメント低下」があるという仮説のもと、「なやさぽ」を活用することで従業員自身による悩みの整理の支援・解消や職場との対話を促進することを目指しています。

今後もNSSOLは、当社のパーパス「ともに未来を考え 社会の新たな可能性を テクノロジーと情熱で切り拓く」のもと、「なやさぽ」を通じた働く人のエンゲージメント向上をはじめ、デジタルを活用した社会課題の解決に取り組んでまいります。

以上

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